上尾の運送会社 社員18名

舞鶴貨物

てる社長のBlog

エンジン全損
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2024.2.20

「GSでオイル交換してもらって帰ってる途中なんだけど油圧低下の警告灯が点いた」

 

 

息子から電話がありました。

 

 

聞くと家のすぐそばだったのでとりあえず家(実家)まで帰っておいでと。

私自身は外だったのでまず考えられる

「オイルがちゃんと入っているか?」

「下からオイル漏れしていないか?」

の確認を指示

が、どちらも異常がないとのこと

 

ディーラーに電話したのですがすぐには見れないということだったので、とりあえずうちに車を置いて

私の車で息子は帰らせました。

 

後日、

私がディーラーに車を持っていこうと車を動かしたところ、数百メートルでエンジンから

ガラガラガラ!

という音が。

当然そんな音しちゃいけないわけです。

 

家から数百メートルの道路上だったのですぐさま引き返しレッカーの手配。

元々ディーラーに行く予定だったので、自走できない旨連絡しレッカーの受け入れをお願いしました。

 

 

そして翌日送られてきた結果がコレ

 

 

 

30 アルファード エンジン油圧不足 警告灯

 

 

オイルエレメントの中に異物が混入していました。

 

息子の車はアルファードなのですが、アルファードにはエレメントからオイルを抜く際、ホースのような物で抜くことが出来るよう

部品が付属されており、その部品がエレメントの中に残ったままだったと。

 

おそらく梱包時はエレメントの穴の中に収納されていたのでしょう。

それを抜かずにそのまま取り付けた、と。

 

当然エレメントに異物が混入しているとオイルは正常に回らなく(組み上げられない)なり、エンジン内にオイルが行かない状況が発生、

エンジン内の金属同士がモロに擦れあい異音が出たということです。

 

異物を取り除き、オイル交換を行ったところとりあえず異音は消えたとのことでした。

が、

そんな状態では乗ってられません。

金属同士が直接触れ合い、それが高回転で擦れあったわけです。

直ちにどうということはなかったにしても、これから先どうなるかはわかりません。

たとえ髪の毛1本ほどの傷であってもその傷が変摩耗を起こし、異音を発生させる原因になり、最悪の場合はエンジン内部で

バラバラになる可能性も十分あるわけです。

理論的にはエンジンをオーバーホールし、部品一つ一つを探ることは出来なくはないのですが

手間と費用を考えたら現実的にはあり得ません。

残る手段としてはエンジン載せ替えとなります。

 

作業ミスを起こしたGSは整備ミスにより損害が発生した場合に支払われる保険に加入しており、

現在保険屋さんと整備費用について交渉中です。

出し渋りされることなく平和に解決することを望みます。