2018.6.6
愛車のカーオーディオのバージョンアップをしてまいりました。
元々あったこの箱(き、汚い・・・)
実は魔法の箱です。
一般的に、カーオーディオよりホームオーディオの方が音が綺麗に聴こえることが多い(値段にもよりますが)と思います。
カーオーディオが綺麗な音を奏でられない大きな要因は、聴く人間とスピーカーの位置に関係があります(だけではありませんが)。
理想的なのは両側のスピーカーの中心に人物がくること。
ホームオーディオであれば、自分が動くことによって簡単に位置の調整が可能です。
一方カーオーディオは、運転席であろうと助手席であろうと聴く側の人間が動くことはできません。
また、基本的にはスピーカーの位置を大きく変えることもできません。
するとどうなるか。
運転席であれば、右側の音が左側に比べ大きく聴こえ、なおかつ左側と右側のスピーカーの耳に飛んでくる時間差が生じます。
ほんの少しのズレが、大きな音の違いとなって耳に入ってくることとなります。
それを正してくれるのがこの箱。
特殊な配線のつなぎ方を必要としますが、この箱を設置することによりスピーカーから飛んでくる音の大きさ・時間差を各スピーカーごとに調整することが可能となります。
現代の車に多いのはスピーカー(ミッド)+ツイーターの組み合わせです。(リアは別として)
ツイーターとは、高音部分を専門に受け持つ比較的小さなスピーカーのことです。
この方式を2Weyと呼びます。
低音は空間に対してまんべんなく広がる性質を持ちます。
一方高音は下から上に上がる性質を持たず、発生源から点となって飛ぶイメージとなります。
つまり、ツイーターが自分の耳より低い位置にあれば、高音が聴こえづらいということになります。
だいぶ遠回りな話となりましたが、今回はこの部分を改良してもらいました。
お世話になっています志木市にある「オートブラスト」さん
カーオーディオに関してはすべてこちらのショップさんにお任せしております。
そして今回施工していただいたのがこれ
ツイーターをミラー裏部分に移設していただきました。
奥に見える柱(ピラー)にあるカバーが元のツイーターの位置です。
一見、高さ的には問題のない位置に見えますが、向きは運転席の方ではなく、ダッシュボードの真ん中を向いています。
さらに、フロントガラスに音がぶつかり、バラバラになった音が耳に届いていたことになります。
先程の話の通り、高音は点となり飛んでいきます。
これを今回直接耳に向けるというのが今回の目的となります。
(拾い画像 ちなみにこちらの社長様本人)
専用の機器を使い、パソコンを繋いで各スピーカーの音量誤差・音の到達時間をセッティングしてもらいます。
では実際、上記のようなことをすると何が起こるかというと・・・
今まで各スピーカーから出ていると感じた音(実際はそうなんですが)が、一つの塊となってダッシュボードの上に集まります。
まるでダッシュボードの上にステージがあるような錯覚に陥ります。
いや、ホント。
聴いていただければきっと納得していただけることと思います。
さらに、ツイーターの位置をミラー裏に変更したことにより、よりクリアなボーカルの声が聴こえるようになりました。
つまり、先程の箱はさしずめ
「音の宝石箱や~~~~~~~~~!!!」
と。
まぁそれが言いたかっただけです。
ではこの辺で。
※ちなみにカーオーディオをイジる場合、まずスピーカーをグレードアップすることが大前提となります。